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コラム:今週の「こころの言葉」

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坐禅は乃(すなわ)ち安楽の法門なり

これは、『坐禅儀』という坐禅の要旨を説いた本の中に見える言葉です。

坐禅の効果について語られた本は枚挙に暇がない程です。「おすすめ書籍」にあげた本の中にも坐禅の効能を述べたものがいくつか含まれています。

さて、今回引用した『坐禅儀』では、「安楽の法門」ということについてどのように述べているのでしょうか?

『坐禅儀』では、坐禅の仕方から始まって、その効能についても以下のように説いています。

・静かな場所で厚い座布団を敷いて、衣服はゆったりとしたものを選び、姿勢を整えてから坐禅に入る。
・坐禅の形には結跏趺坐と半跏趺坐の二種類あるが、習熟の具合によってどちらを選んでもよい。
・脚を組んだ後、背筋をスッと伸ばす。息はゆったりと、舌は上あごを支えるようにし、口を閉じ、目は開いて居眠りを避ける。
・坐禅の形が安定し、呼吸が落ち着いたら、下腹をゆったりさせてアレコレと考えをめぐらさない。雑念が起こったら、すぐに意識を集中してこれに対処せよ。こうして意識を集中していくと、身体が一つの塊のような感覚になる。
・すると、自然に身体は軽やかに、心は爽やかに、意識は集中して益々はっきりしてくる。すると、心がどこまでも落ち着いて、安らかで楽しいことになるのだ。
・さらに「本当の自分」に目覚めることができたら、どんな場面に遭遇したとしても自在そのものだ。
・坐禅を終える時は、ゆるやかに身体を動かし、注意深く立ち上がることだ。決して軽率粗暴であってはならない。坐禅をしていない時も、一日中いつも坐禅で鍛えた心持ちで過ごすことだ。
・そもそも坐禅を組むことがなければ、臨終を迎える時になってあわてて意識を失うことになろう。いざ自らの死に直面した時、あわてることが無いように、普段から心を鍛えておく必要があるのだ。
・そのように出来てこそ、初めて他人を救うことも出来るというものだ。どうか正しく坐禅を習しなさい。

概ね以上の通りです。

古来、武士が坐禅に懸命に励んだのも、常に死を意識していたからでしょう。

正しく死ぬためには正しく生きねばなりません。まさに「生死一如」です。

まあ、それ程大袈裟に考えなくとも、まずは心の安らぎを得るだけでも十分でしょう。

ダラダラ過ごさず、一度は勇気を出して坐禅に挑戦してみましょう。きっと何かが変わるはずです。

投稿者 sougen : 2008年02月17日 19:14

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