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おすすめ書籍:玄侑宗久『わたしを超えて いのちの往復書簡』

僧侶でもある作家と、がんを体験したエッセイストが、般若心経、不動智神妙録、ユング心理学、量子論や、心とからだについて自在に思いを綴り合った感動の記録。
「〈わたし〉を超える、なんてことが、あり得るのだろうか…。生きているのは〈わたし〉だし、それを認識できるのも〈わたし〉なんだし…。そう思うのも無理はない。
しかしそれは、実際にこの本のなかで起こったことだ。
ここに収められた対話は、一度しかお会いしたことのない岸本葉子さんと、ほぼ一年間にわたって交わした往復書簡である。お互いの日常から哲学、健康や病気、からだと心の問題、また禅や瞑想、身体技術など、その話題はじつに無尽であったと思うけれど、どうやら対話のすべてがやがて一羽の鳳に変身し、大空に飛翔していくのを、私は見た。
たぶんそれと同じことを、岸本さんは〈わたしを超えて〉と表現されたのだと思う。タイトルは岸本さんによる命名である。
〈わたし〉を超えるとは、言葉を超えることでもある。」
(序文より)
中央公論新社、233頁、1,400円。
岸本葉子=エッセイスト。東京大学教養学部を卒業。会社勤務を経て、中国北京に留学。著書に、「炊飯器とキーボード」「女の底力、捨てたもんじゃない」「四十でがんになってから」など多数。
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投稿者 sougen : 2007年02月28日 17:53
